2009年06月20日

筋肉量と基礎代謝量



有酸素性運動を行なうと、脂肪が良く燃焼します。
無酸素性運動では、あまり脂肪が燃焼しません。

筋肉トレーニングは、無酸素性運動です。

では、なぜ、筋肉トレーニングを行なう必要があるのでしょうか?

良く、耳にする言葉に「基礎代謝量(基礎代謝エネルギー)」って言うのがあります。

動物は、動いている時(活動している時)だけでなく、じっとしている時(安静にしている時)も、エネルギーを消費しています。

この「安静時のエネルギー代謝」を「基礎代謝」というのです。(正確には「安静時座位」の代謝量)

つまり、じっとしていてもエネルギーを使っているのです。 寝ていてもエネルギーを消費しているのです。

では、誰でも基礎代謝量は同じなの? って、疑問が出てきます。

答えは「ノー」です。

基礎代謝量は、その人の体重や筋肉量などによって個人差があります。

体重の重い人のほうが基礎代謝量が大きい。

筋肉量の多い人のほうが基礎代謝量が大きい。

って、いう訳です。

筋肉(骨格筋)は、基礎代謝量全体の約20%に関与していて、筋肉1kgで、約13kcalの基礎代謝量なのです。

という事は、筋肉を1kg増やしても、基礎代謝量が、13kcalだけしか増えないって事。

筋肉を1kg増やすことは、並大抵の努力では達成できません。

つまり、「筋肉トレーニングをしたら、基礎代謝量があがり、脂肪燃焼、ダイエットに効果的である。」って言うことが、間違っていることになります。

あなたの近くのトレーナーが、「筋トレして基礎代謝量を上げよう」なんて事を言っていたら、チョッと時代遅れの勉強不足のトレーナーかも知れないですね。
スポーツジムやフィットネスクラブのトレーナーには、ぜんぜん勉強していない人たちがたくさん居ますから、注意しましょうね。


では、「なぜ、筋肉トレーニングをする必要があるのか?」という疑問が湧いてきます。

その話は、また今度ね♪





  


Posted by シェイプアップスタジオ at 15:31Comments(0)